【plugin】『Backup, Restore and Migrate WordPress Sites With the XCloner Plugin』(versions 4.7.3 以下) Unauthenticated Full Path Disclosureの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Backup, Restore and Migrate WordPress Sites With the XCloner Plugin
  • 影響バージョン: 4.7.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Full Path Disclosure
  • CVE ID: CVE-2024-6559
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/xcloner-backup-and-restore/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Backup, Restore and Migrate WordPress Sites With the XCloner Plugin」における脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン4.7.3以下に存在し、未認証のユーザーがフルパスを開示できるというものです。

具体的には、特定のリクエストを送信することで、サーバー上のファイルパスが表示される可能性があります。

これにより、攻撃者はサーバーのディレクトリ構造を把握し、他の攻撃手法を試みるための情報を得ることができます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのエラーハンドリングにおける不適切な実装が原因で発生しました。

エラーメッセージにフルパスが含まれてしまうことで、外部からのアクセスに対してサーバーの内部構造が露呈してしまいます。

フルパス開示は、他の脆弱性と組み合わせて利用されることが多く、特に重要な情報漏洩の一つとされています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン4.7.4にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者にサーバーのディレクトリ構造を把握されるリスクが高まります。

その結果、他の脆弱性を利用した攻撃が行われる可能性が増大します。

専門用語の解説

  • フルパス開示 (Full Path Disclosure): サーバー上のファイルやディレクトリの完全なパスが外部に漏れること。
  • 未認証 (Unauthenticated): ユーザーがログインや認証を行わずにアクセスできる状態。
  • エラーハンドリング: プログラムがエラーを検出し、適切に処理するための機能。
  • ディレクトリ構造: サーバー上のファイルやフォルダの配置や関係性。

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