【plugin】『Geo Controller』(versions 8.6.9 以下) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Menu Creation/Deletionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Geo Controller
  • 影響バージョン: 8.6.9 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Menu Creation/Deletion
  • CVE ID: CVE-2024-7380
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/cf-geoplugin/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Geo Controller」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン8.6.9以下に存在し、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)がメニューの作成や削除を行う際に、適切な認証が行われないという問題です。

具体的には、通常であれば管理者権限が必要な操作を、低い権限のユーザーが実行できてしまうため、サイトの構造やナビゲーションに影響を与える可能性があります。

この脆弱性を悪用されると、悪意のあるユーザーがサイトのメニューを不正に操作し、ユーザーの混乱を招いたり、フィッシングページへの誘導を行うことが可能となります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグインの開発において、ユーザー権限の管理が不十分であったことに起因します。

特に、メニューの作成や削除といった重要な操作に対して、適切な認証チェックが行われていなかったために発生しました。

WordPressは多くのユーザーに利用されているため、こうした脆弱性が発見されると、その影響は広範囲に及ぶ可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策方法としては、プラグインの開発者が提供する最新バージョンにアップデートすることが推奨されます。

現時点で脆弱性が修正されたバージョンの情報は不明ですが、公式ページや開発者のアナウンスを定期的に確認し、最新のセキュリティパッチを適用することが重要です。

対策を行わない場合、サイトのメニューが不正に操作されるリスクがあり、ユーザーの信頼を損なう可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • Subscriber: WordPressのユーザー権限の一つで、最も低い権限を持つユーザーです。
    通常はコンテンツの閲覧のみが許可されています。
  • 認証: システムにアクセスするユーザーが正当な権限を持っているかを確認するプロセスです。

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