【theme】『Delicate』(versions 3.5.5 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Button Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Delicate
  • 影響バージョン: 3.5.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Button Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-5867
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/themes/delicate/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressテーマ「Delicate」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン3.5.5以下のDelicateテーマに存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) via Button Shortcodeという種類のものです。

具体的には、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のショートコードを使用することで、悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性を悪用されると、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができ、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressテーマのショートコード機能における入力検証の不備が原因で発生しました。

ショートコードは、WordPressで簡単に機能を追加するための便利なツールですが、適切な入力検証が行われていない場合、悪意のあるコードが挿入されるリスクがあります。

過去にも同様のXSS脆弱性が他のテーマやプラグインで発見されており、開発者は入力検証の重要性を再認識する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、テーマの開発者が提供する最新の修正済みバージョンにアップデートすることです。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページや開発者のアナウンスを定期的に確認することが重要です。

アップデートを行わない場合、サイトの利用者が攻撃者によるXSS攻撃の被害を受けるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Scripting (XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一種で、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に追加するためのコードスニペット。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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