【plugin】『WPFactory Helper』(versions 1.7.0 以下)  Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WPFactory Helper
  • 影響バージョン: 1.7.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-8656
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wpcodefactory-helper/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WPFactory Helper」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、特定の条件下で悪意のあるスクリプトが実行される可能性があります。

具体的には、ユーザーが特定のURLをクリックした際に、そのURLに含まれる悪意のあるスクリプトがブラウザ上で実行されることがあります。

これにより、攻撃者はユーザーのセッション情報を盗み取ったり、不正な操作を行ったりすることが可能となります。

影響範囲は、脆弱なバージョン(1.7.0 以下)を使用しているすべてのサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの適切なサニタイズが行われていないことが原因で発生しました。

Reflected Cross-Site Scriptingは、ウェブアプリケーションにおいて一般的な脆弱性の一つであり、過去にも多くの事例が報告されています。

特に、ユーザー入力をそのまま出力するような機能を持つアプリケーションでは、この種の脆弱性が発生しやすいです。

このため、開発者は常に入力データの検証とサニタイズを徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、WPFactory Helperプラグインをバージョン1.7.1にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの盗難などのリスクが高まります。

特に、ユーザーの個人情報や機密情報を扱うサイトでは、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーが特定のURLをクリックした際に、そのURLに含まれる悪意のあるスクリプトがブラウザ上で実行される脆弱性。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステム。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。

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