【theme】『Beauty』(versions 1.1.4 以下) Authenticated (Subscriber+) Stored Cross-Site Scripting via tpl_featured_cat_id Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Beauty
  • 影響バージョン: 1.1.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Stored Cross-Site Scripting via tpl_featured_cat_id Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-5884
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/themes/beauty/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressテーマ「Beauty」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、tpl_featured_cat_id パラメータを通じて、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)が悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のパラメータに悪意のあるJavaScriptコードを挿入し、それが他のユーザーによって表示される際に実行される可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、被害者のブラウザ上で任意のスクリプトが実行され、クッキーの盗難やフィッシング攻撃などが行われるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、認証されたユーザーが入力したデータが適切にサニタイズされずに保存される場合に発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebアプリケーションで繰り返し発見されており、その影響範囲は広範です。

このため、開発者は常に入力データの検証とサニタイズを徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策方法は、テーマのバージョンを最新のものに更新することです。

公式ページで提供されている最新バージョンにアップデートすることで、この脆弱性は修正されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってサイトが乗っ取られるリスクが高まります。

特に、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性があるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。
    これにより、悪意のあるコードの実行を防ぎます。
  • 認証されたユーザー: システムにログインしているユーザーのこと。
    Subscriber以上の権限を持つユーザーが該当します。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む攻撃手法。

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