【plugin】『WP Editor』(versions 1.2.9 以下) Authenticated (Admin+) PHAR Deserializationの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Editor
  • 影響バージョン: 1.2.9 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Admin+) PHAR Deserialization
  • CVE ID: CVE-2022-2446
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-editor/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WP Editor」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン1.2.9以下に存在し、Authenticated (Admin+) PHAR Deserializationという種類のものです。

具体的には、管理者権限を持つユーザーが特定の操作を行うことで、PHARファイルの逆シリアル化が可能となり、任意のコードが実行される可能性があります。

この脆弱性を悪用されると、攻撃者はサーバー上で任意の操作を行うことができ、システム全体のセキュリティが脅かされる危険性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、PHARファイルの取り扱いに関する不適切な処理が原因で発生しました。

PHARファイルはPHPアーカイブ形式の一種で、通常は安全に扱われるべきものですが、逆シリアル化の過程で不正なコードが実行されるリスクがあります。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやシステムで発見されており、PHARファイルの取り扱いには特に注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、WP Editorプラグインをバージョン1.2.9.1以上にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、PHARファイルの逆シリアル化に関する問題が修正され、セキュリティリスクが軽減されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや任意のコード実行のリスクが高まり、システム全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • PHAR: PHPアーカイブ形式のファイルで、複数のPHPファイルを一つにまとめることができます。
  • シリアル化: データ構造やオブジェクトを連続したバイト列に変換するプロセスです。
  • 逆シリアル化: シリアル化されたデータを元のデータ構造やオブジェクトに戻すプロセスです。
  • 任意のコード実行: 攻撃者が自分の好きなコードをターゲットシステム上で実行できる状態を指します。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る