【plugin】『Stream』(versions 4.0.1 以下) Cross-Site Request Forgery to Arbitrary Options Updateの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Stream
  • 影響バージョン: 4.0.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery to Arbitrary Options Update
  • CVE ID: CVE-2024-7423
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/stream/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Stream」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery (CSRF) を利用して任意のオプションを更新することが可能な点にあります。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストをユーザーに送信し、そのリクエストがユーザーの認証情報を利用して実行されることで、サイトの設定を不正に変更することができます。

この脆弱性が悪用されると、サイトの管理者権限を奪取される可能性があり、サイト全体のセキュリティが脅かされることになります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、CSRF攻撃の一種であり、ウェブアプリケーションにおいて広く知られている問題です。

CSRF攻撃は、ユーザーが意図しない操作を第三者が行わせる手法で、特に認証済みのユーザーが対象となる場合に深刻な影響を及ぼします。

今回のケースでは、Streamプラグインの特定のバージョンにおいて、リクエストの検証が不十分であったために発生しました。

このような脆弱性は、ウェブアプリケーションの設計段階で適切な対策を講じることが重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、Streamプラグインをバージョン4.0.2にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、CSRF攻撃に対する適切な防御が施され、任意のオプション更新が防止されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってサイトの設定が不正に変更されるリスクが高まり、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を第三者が行わせる攻撃手法。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。
  • 認証情報: ユーザーがシステムにアクセスするために使用する情報(例: ユーザー名とパスワード)。
  • オプション更新: システムやアプリケーションの設定を変更する操作。

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