【plugin】『Email Obfuscate Shortcode』(versions 2.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Email Obfuscate Shortcode
  • 影響バージョン: 2.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-8747
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/email-obfuscate-shortcode/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Email Obfuscate Shortcode」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定の条件下で悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、プラグインのショートコード機能を利用して、悪意のあるJavaScriptコードを埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーが該当ページを閲覧した際に実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのショートコード処理における入力検証の不備が原因で発生しました。

ショートコードは、WordPressの投稿やページに簡単に機能を追加するための便利なツールですが、適切な入力検証が行われない場合、悪意のあるコードが埋め込まれるリスクがあります。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、開発者は入力検証の重要性を再認識する必要があります。

対策方法と影響

現在、この脆弱性に対する修正済バージョンは提供されていません。

したがって、プラグインの使用を一時的に停止するか、信頼できるユーザーのみが投稿できるように権限設定を見直すことが推奨されます。

この対策を行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクがあります。

専門用語の解説

  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に追加するための短いコード。
  • クロスサイトスクリプティング (XSS): 悪意のあるスクリプトをウェブページに埋め込み、ユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、不正にアクセスする攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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