【theme】『Betheme』(versions 27.5.6 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Betheme
  • 影響バージョン: 27.5.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-3998
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのテーマ「Betheme」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)がショートコードを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のショートコードを使用して、悪意のあるJavaScriptコードを投稿に埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがその投稿を閲覧した際に実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ショートコードの処理における入力検証の不備が原因で発生しました。

WordPressのテーマやプラグインは、ショートコードを使用して簡単に機能を追加できるため、非常に便利です。

しかし、適切な入力検証が行われていない場合、悪意のあるコードが埋め込まれるリスクがあります。

過去にも同様の脆弱性が報告されており、特に人気のあるテーマやプラグインでは注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、テーマの開発者が提供する最新の修正パッチを適用することが推奨されます。

また、テーマのアップデートが提供されていない場合は、ショートコードの使用を制限するか、信頼できるユーザーのみが投稿できるように権限設定を見直すことが重要です。

対策を行わない場合、サイトのセキュリティが大きく損なわれ、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクが高まります。

専門用語の解説

  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に追加するための短いコード。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、不正にアクセスする攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。
  • 入力検証: ユーザーからの入力データが正しいかどうかを確認するプロセス。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る