【plugin】『The Plus Addons for Elementor – Elementor Addons, Page Templates, Widgets, Mega Menu, WooCommerce』(versions 5.6.2 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Video Widgetの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: The Plus Addons for Elementor – Elementor Addons, Page Templates, Widgets, Mega Menu, WooCommerce
  • 影響バージョン: 5.6.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Video Widget
  • CVE ID: CVE-2024-5763
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/the-plus-addons-for-elementor-page-builder/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「The Plus Addons for Elementor」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン5.6.2以下に存在し、特定の条件下で悪意のあるコードが保存される可能性があります。

具体的には、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が、Video Widgetを通じて悪意のあるスクリプトを挿入することができるというものです。

このスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が成立します。

この攻撃により、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、不正な操作が行われたりするリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)に関連しています。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

特に、WordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、多くのプラグインが存在し、それぞれが異なる方法でデータを処理するため、XSSのリスクが高まります。

今回のケースでは、Video Widgetが適切にデータをエスケープしていなかったため、この脆弱性が発生しました。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインを最新バージョン(5.6.3)にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、Video Widgetにおけるデータのエスケープ処理が強化され、悪意のあるスクリプトの挿入が防止されます。

もしアップデートを行わない場合、サイトのセキュリティが脆弱なままとなり、クロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが残ります。

これにより、ユーザーの個人情報が漏洩したり、サイトが不正に操作されたりする可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能。
  • セッション情報: ユーザーがログインしている状態を維持するための情報。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る