【Plugin】『which template file』(versions 4.9.0 以下) Cross Site Scripting (XSS)の脆弱性

WordPressの脆弱性についてお知らせします。
対象となるのは、テンプレートファイルです。
この脆弱性は、CVE番号「CVE-2023-49177」として報告されており、WordPressのバージョン4.9.0以下で発見されました。
現時点では、この脆弱性に対する修正済みバージョンは存在していません。

この脆弱性の種類は「Cross Site Scripting (XSS)」です。
XSSとは、攻撃者が不正なスクリプトを注入し、ユーザーのブラウザ上で実行させることができる攻撃手法です。
具体的には、テンプレートファイルにおいて、ユーザーが入力したデータが適切にエスケープされずに表示されることで、攻撃者が悪意のあるスクリプトを埋め込むことが可能となります。

この脆弱性により、攻撃者はユーザーのセッション情報や個人情報を盗み出したり、不正な操作を行ったりすることができます。
また、被害者の信頼を悪用して、フィッシング詐欺やマルウェアの拡散などの攻撃を行う可能性もあります。

現在、この脆弱性に対する修正済みバージョンは提供されていません。
したがって、WordPressを使用している場合は、バージョンアップが行われるまで注意が必要です。
また、テンプレートファイルにおいてユーザーからの入力を適切にエスケープするなどのセキュリティ対策を行うことも重要です。

WordPressの開発チームは、この脆弱性に対する修正を行うために取り組んでおり、近日中に修正済みバージョンが提供される予定です。
ユーザーは公式の情報を確認し、最新のセキュリティアップデートを適用することを強くお勧めします。

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