【Plugin】『Youzify』(versions 1.2.2 以下) Insecure Direct Object References (IDOR)の脆弱性

WordPressのプラグインであるYouzifyには、CVE-2023-47191という脆弱性が発見されました。
この脆弱性は、バージョン1.2.2以下のYouzifyに存在しており、バージョン1.2.3で修正されています。

この脆弱性の種類は「Insecure Direct Object References (IDOR)」です。
IDORとは、ユーザーが直接オブジェクトへの参照を行うことができ、権限の制限が不十分なために、本来アクセスできないはずの情報にアクセスできてしまう脆弱性のことです。

具体的には、Youzifyのバージョン1.2.2以下では、認証されていないユーザーでも他のユーザーのプライベートな情報にアクセスすることが可能でした。
これは、セキュリティ上の重大な問題であり、個人情報の漏洩や悪意のある行為に悪用される可能性があります。

幸いにも、Youzifyの開発者はこの脆弱性に対応し、バージョン1.2.3で修正を行いました。
したがって、ユーザーは最新のバージョンにアップデートすることで、この脆弱性から保護されることができます。

WordPressの脆弱性は、攻撃者によるサイトへの不正アクセスや情報漏洩など、深刻な被害をもたらす可能性があります。
そのため、プラグインやテーマの開発者は定期的なセキュリティチェックとアップデートを行うことが重要です。
また、ユーザーも最新のバージョンへのアップデートを行うことで、セキュリティリスクを最小限に抑えることができます。

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