【Plugin】『Popup contact form』(versions 7.1 以下) Cross Site Scripting (XSS)の脆弱性

WordPressのPopup contact formには、CVE-2023-44230という脆弱性が存在します。
この脆弱性は、バージョン7.1以下のPopup contact formに影響を与えます。
現在、この脆弱性を修正したバージョンは存在していません。

この脆弱性の種類は、Cross Site Scripting(XSS)です。
XSSは、攻撃者が悪意のあるスクリプトを注入し、ユーザーのブラウザ上で実行させることができる攻撃手法です。
具体的には、Popup contact formの入力フィールドに悪意のあるスクリプトを挿入することで、ユーザーがそのフィールドに入力した情報を盗み出したり、不正な操作を行ったりすることが可能となります。

この脆弱性により、攻撃者はユーザーの個人情報やセッション情報を盗み出すことができるだけでなく、ユーザーを別のサイトに誘導してフィッシング詐欺を行うことも可能です。
また、攻撃者はユーザーのブラウザ上で任意の操作を行うことができるため、重要なアカウントへの不正アクセスやマルウェアの感染など、さまざまな被害が考えられます。

この脆弱性を回避するためには、現時点では脆弱性修正済みのバージョンが存在しないため、以下の対策を取ることが重要です。

1. Popup contact formの使用を一時停止するか、アンインストールする。

2. 代替プラグインの検討を行い、安全なものを導入する。

3. セキュリティプラグインを使用して、XSS攻撃などの脆弱性を検知・防御する。

脆弱性が発見されたバージョン7.1以下のPopup contact formを使用している場合は、速やかに対策を取ることをおすすめします。
セキュリティ対策の徹底が重要であり、ユーザーの情報やシステムの安全を確保するためにも、脆弱性に対する注意が必要です。

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