【Plugin】『Directorist』(versions 7.7.1 以下) CSV Injectionの脆弱性

WordPressのプラグインであるDirectoristには、CVE-2023-41798という脆弱性が存在します。
この脆弱性は、バージョン7.7.1以下で発見されており、現在は修正済みのバージョンは存在していません。

この脆弱性の種類はCSV Injectionです。
CSV Injectionは、CSV(Comma Separated Values)ファイルに悪意のあるコードを埋め込むことで、攻撃者が任意のコマンドを実行できる可能性があります。
具体的には、CSVファイル内のセルに特殊な文字列を挿入することで、セル内の式として解釈され、攻撃者が任意のコマンドを実行できるようになります。

Directoristの脆弱性が悪用されると、攻撃者はCSVファイルをアップロードすることで、サイト上で任意のコマンドを実行することができます。
これにより、サイトの管理者やユーザーの情報が漏洩したり、サイトが乗っ取られたりする可能性があります。

現在、この脆弱性の修正済みバージョンは提供されていません。
したがって、Directoristを使用している場合は、バージョン7.7.1以下を使用しているかどうかを確認し、できるだけ早くアップデートすることをおすすめします。
また、不正なCSVファイルのアップロードを防ぐために、ファイルのアップロードに制限を設けるなどの対策を取ることも重要です。

脆弱性の存在はセキュリティ上のリスクとなるため、WordPressのユーザーは常に最新のバージョンを使用すること、またはセキュリティパッチが提供された場合には速やかに適用することが重要です。

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