【Plugin】『Mobile Address Bar Changer』(versions 3.0 以下) Cross Site Request Forgery (CSRF)の脆弱性

WordPressの脆弱性の一つであるMobile Address Bar Changerについて紹介します。
この脆弱性のCVE番号はCVE-2023-38390です。

Mobile Address Bar Changerは、WordPressのプラグインの一つであり、ユーザーがモバイルデバイスのアドレスバーの色やスタイルを変更することができる機能を提供しています。
しかし、このプラグインにはCross Site Request Forgery(CSRF)という脆弱性が存在します。

CSRFとは、攻撃者がユーザーの意図しない操作を行わせることができる脆弱性のことです。
具体的には、攻撃者が特定のウェブサイトに誘導したユーザーが、そのウェブサイト上で意図しない操作を実行してしまう可能性があります。

Mobile Address Bar Changerの脆弱性により、攻撃者はユーザーのブラウザを操作し、意図しないアドレスバーの変更を行わせることができます。
これにより、ユーザーは自身が閲覧しているウェブサイトが信頼できるものであると誤解し、悪意のあるサイトにアクセスしてしまう可能性があります。

現時点では、Mobile Address Bar Changerの修正されたバージョンは存在していません。
したがって、この脆弱性を解消するための公式な修正方法やパッチは提供されていません。

WordPressユーザーは、Mobile Address Bar Changerプラグインを使用している場合は注意が必要です。
攻撃者によるCSRF攻撃のリスクを最小限に抑えるためには、他のセキュリティ対策を講じることが重要です。
例えば、信頼できるソースからのみプラグインをインストールし、常に最新のバージョンを使用することが推奨されます。

Mobile Address Bar Changerの脆弱性に関する情報は、公式のセキュリティアドバイザリーやWordPressのセキュリティ情報を定期的にチェックすることで最新の情報を入手することができます。
また、セキュリティ専門家やWordPressコミュニティのサポートを利用することも有効です。

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