【plugin】『The Events Calendar』(versions 6.15.1.1 – 6.15.9) Unauthenticated SQL Injection via sの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: The Events Calendar
  • 影響バージョン: 6.15.1.1 – 6.15.9
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated SQL Injection via s
  • CVE ID: CVE-2025-12197
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/the-events-calendar/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「The Events Calendar」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーによるSQLインジェクション攻撃を可能にするもので、攻撃者がデータベースに不正なクエリを実行することができるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のパラメータを操作することで、データベース内の情報を不正に取得したり、改ざんしたりすることが可能となります。

この脆弱性が悪用されると、サイトのデータが漏洩するリスクがあり、サイト運営者にとって重大な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLインジェクションと呼ばれる攻撃手法に関連しています。

SQLインジェクションは、データベースとやり取りするアプリケーションにおいて、入力データが適切に検証されていない場合に発生します。

歴史的に見ても、SQLインジェクションは多くのウェブアプリケーションで問題となっており、その影響の大きさから、セキュリティの観点で非常に重要視されています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインを脆弱性修正済バージョンである6.15.10にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータ漏洩のリスクが高まるため、早急な対応が必要です。

また、定期的なセキュリティチェックとバックアップの実施も重要です。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なクエリを実行する攻撃手法の一つです。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準です。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性情報の識別番号です。

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