【plugin】『KiotViet Sync』(versions 1.8.5 以下) Use of Hard-coded Password to Authorization Bypassの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: KiotViet Sync
  • 影響バージョン: 1.8.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Use of Hard-coded Password to Authorization Bypass
  • CVE ID: CVE-2025-12676
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/kiotvietsync/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「KiotViet Sync」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、ハードコードされたパスワードを使用することで、認証をバイパスできるというものです。

具体的には、攻撃者がこの脆弱性を悪用することで、通常はアクセスできない管理機能に不正にアクセスする可能性があります。

その結果、サイトのデータが改ざんされたり、機密情報が漏洩するリスクが高まります。

この脆弱性は、バージョン1.8.5以下のプラグインに影響を及ぼしますので、該当するバージョンを使用している場合は注意が必要です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、開発者がプログラム内にパスワードを直接記述してしまうことに起因しています。

ハードコードされたパスワードは、ソースコードを解析することで容易に発見されるため、セキュリティ上の大きなリスクとなります。

過去にも同様の脆弱性が他のソフトウェアで発見されており、開発者にとっては避けるべき重要なポイントです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの最新バージョンにアップデートすることが推奨されます。

もし、脆弱性が修正されたバージョンがまだリリースされていない場合は、プラグインの使用を一時的に停止することも検討してください。

対策を行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータ漏洩のリスクが高まるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • ハードコード: プログラム内に直接値を記述すること。
    セキュリティ上のリスクを伴うことが多い。
  • 認証バイパス: 通常必要な認証手続きを経ずに、システムにアクセスすること。
  • 脆弱性: ソフトウェアのセキュリティ上の欠陥や弱点。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準。

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