脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: FunnelKit Automations – Email Marketing Automation and CRM for WordPress & WooCommerce
• 影響バージョン: 3.6.4.1 以下
• 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Arbitrary Email Sending
• CVE ID: CVE-2025-12469
• 重大度: 中
• 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-marketing-automations/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「FunnelKit Automations」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、適切な認可を受けずに任意のメールを送信できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、スパムメールの送信やフィッシング攻撃を行う可能性があります。

その結果、サイトの信頼性が損なわれるだけでなく、ユーザーの個人情報が危険にさらされる恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認可機能における不備から発生しました。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その中での認可の欠如は重大な問題を引き起こす可能性があります。

過去にも同様の脆弱性が発見されており、適切な認可の実装がいかに重要であるかが再認識されます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン3.6.4.2にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正なメール送信が続く可能性があり、サイトの評判やユーザーの安全が脅かされるリスクがあります。

専門用語の解説

• CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
• CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して割り当てられる識別番号です。
• 認可: システムがユーザーの権限を確認し、許可された操作のみを実行させるプロセスです。
• サブスクライバー: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、通常はコンテンツの閲覧のみが許可されています。

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