【plugin】『Everest Forms Pro』(versions 1.9.7 以下) Unauthenticated PHP Object Injection via PHAR Deserialization in Form Signatureの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Everest Forms Pro
  • 影響バージョン: 1.9.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated PHP Object Injection via PHAR Deserialization in Form Signature
  • CVE ID: CVE-2025-8871
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Everest Forms Pro」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、PHARデシリアライズを通じた認証されていないPHPオブジェクトインジェクションに関連しています。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、悪意のあるPHARファイルをデシリアライズすることで、任意のコードを実行する可能性があります。

これにより、サイトの完全性が損なわれ、データの漏洩や改ざんが発生するリスクがあります。

影響を受けるバージョンは1.9.7以下であり、ユーザーは早急に対策を講じる必要があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、PHPのデシリアライズ機能に起因するものです。

デシリアライズは、データを保存や転送のために一度文字列化したものを元のオブジェクトに戻す処理ですが、これが不適切に扱われると、攻撃者に悪用される可能性があります。

特にPHAR形式のファイルは、PHPのデシリアライズにおいて脆弱性を引き起こしやすい形式として知られています。

このような脆弱性は過去にも多くのシステムで問題となっており、適切な対策が求められています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである1.9.8にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざん、漏洩のリスクが高まります。

また、サイトの信頼性が損なわれる可能性もあるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • PHAR: PHP Archiveの略で、PHPで使用されるアーカイブ形式の一つです。
  • デシリアライズ: シリアライズされたデータを元のオブジェクトに戻す処理のことです。
  • オブジェクトインジェクション: 外部からの入力を通じて、プログラム内に任意のオブジェクトを注入する攻撃手法です。

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