【plugin】『clubmember』(versions 0.2 以下) Authenticated (Admin+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: clubmember
  • 影響バージョン: 0.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Admin+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2025-12396
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/clubmember/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「clubmember」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Authenticated (Admin+) Stored Cross-Site Scripting、通称XSSと呼ばれるもので、特に管理者権限を持つユーザーが影響を受ける可能性があります。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトを管理者のブラウザ上で実行させることができます。

これにより、管理者のセッション情報を盗み出したり、サイトの設定を変更したりすることが可能となります。

影響範囲は、プラグインのバージョン0.2以下を使用しているサイトで、特に管理者権限を持つユーザーがログインしている場合に顕著です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける入力データの不適切なサニタイズが原因で発生します。

歴史的に見ても、XSSはWebセキュリティにおいて頻繁に問題となる脆弱性の一つです。

特に、管理者権限を持つユーザーが影響を受ける場合、サイト全体のセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性があります。

このため、開発者は常に入力データの検証とサニタイズを徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることです。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明であるため、開発者からの公式なアップデート情報を待つ必要があります。

それまでの間、管理者権限を持つユーザーは、信頼できないソースからのデータ入力を避けるなどの対策を講じることが推奨されます。

この脆弱性を放置すると、サイトの管理者権限が乗っ取られるリスクがあり、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Scripting (XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを注入し、ユーザーのブラウザ上で実行させる攻撃手法。
  • サニタイズ: 入力データを安全に処理するために、不正なコードやデータを除去すること。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている間に保持される情報で、ユーザーの認証状態を管理するために使用される。

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