【plugin】『Course Redirects for Learndash Plugin』(versions 0.4 以下) Cross-Site Request Forgeryの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Course Redirects for Learndash Plugin
  • 影響バージョン: 0.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery
  • CVE ID: CVE-2025-10376
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/course-redirects-for-learndash/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Course Redirects for Learndash Plugin」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery(CSRF)と呼ばれるもので、ユーザーが意図しない操作を第三者が行うことを可能にするものです。

具体的には、攻撃者がユーザーを騙して特定のリンクをクリックさせることで、ユーザーの権限でプラグインの設定を変更することができる可能性があります。

このような攻撃が成功すると、サイトのリダイレクト設定が不正に変更され、ユーザーが意図しないページに誘導されるリスクがあります。

脆弱性の背景

CSRFは、ウェブアプリケーションにおいて一般的な脆弱性の一つであり、過去にも多くの事例が報告されています。

この脆弱性が発生する背景には、ウェブアプリケーションがユーザーのリクエストを適切に検証しないことが挙げられます。

特に、ユーザーのセッション情報を利用して操作を行う場合、CSRFトークンなどの対策が講じられていないと、攻撃者に悪用される可能性があります。

このため、CSRF対策はウェブアプリケーションのセキュリティにおいて重要な要素となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者がCSRFトークンを導入し、リクエストの正当性を検証することが挙げられます。

また、ユーザー側としては、プラグインのアップデートが提供された場合には速やかに更新を行うことが重要です。

もしこの脆弱性を放置した場合、攻撃者によってサイトの設定が不正に変更され、ユーザーの信頼を損なう可能性があります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を第三者が行うことを可能にする攻撃手法。
  • CSRFトークン: リクエストの正当性を検証するために使用される一意の識別子。
  • セッション情報: ユーザーのログイン状態や権限を管理するための情報。

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