【plugin】『Web Accessibility by accessiBe』(versions 2.10 以下) Cross-Site Request Forgeryの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Web Accessibility by accessiBe
  • 影響バージョン: 2.10 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery
  • CVE ID: CVE-2025-10375
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/accessibe/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Web Accessibility by accessiBe」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery、通称CSRFと呼ばれるもので、ユーザーが意図しない操作を第三者が行うことを可能にするものです。

具体的には、攻撃者がユーザーを騙して特定のリンクをクリックさせることで、ユーザーの権限でプラグインの設定を変更することができる可能性があります。

このような攻撃が成功すると、サイトの設定が不正に変更され、ユーザーの意図しない動作が発生するリスクがあります。

脆弱性の背景

CSRFは、ウェブアプリケーションにおいて一般的に見られる脆弱性の一つです。

この脆弱性は、ユーザーのセッション情報を利用して、攻撃者が不正なリクエストを送信することを可能にします。

歴史的には、多くのウェブサービスがこの脆弱性に対処するために、トークンを用いた対策を講じてきました。

この脆弱性が重要である理由は、ユーザーの意図しない操作が行われることで、サイトの信頼性や安全性が損なわれる可能性があるためです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインをバージョン2.11以上に更新することが推奨されます。

更新を行うことで、CSRFに対する適切な防御策が講じられ、攻撃のリスクを軽減することができます。

もし更新を行わない場合、攻撃者によってサイトの設定が不正に変更される可能性があり、サイトの運営に重大な影響を及ぼすリスクがあります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を第三者が行うことを可能にする攻撃手法。
  • セッション情報: ユーザーがウェブサイトにログインしている状態を維持するための情報。
  • トークン: CSRF攻撃を防ぐために用いられる一意の識別子。

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