脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: WP Links Page
• 影響バージョン: 4.9.6 以下
• 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) SQL Injection
• CVE ID: CVE-2025-10175
• 重大度: 中
• 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-links-page/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WP Links Page」におけるSQLインジェクションの脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーによって悪用される可能性があります。

攻撃者は、この脆弱性を利用してデータベースに不正なSQLクエリを挿入し、データの漏洩や改ざんを引き起こす可能性があります。

影響を受けるバージョンは4.9.6以下であり、現時点で修正済みバージョンは不明です。

この脆弱性が悪用されると、サイトのデータベースに保存されている機密情報が漏洩するリスクがあるため、早急な対策が求められます。

脆弱性の背景

SQLインジェクションは、ウェブアプリケーションにおいて非常に一般的な脆弱性の一つです。

データベースとやり取りを行う際に、ユーザーからの入力を適切にエスケープしない場合に発生します。

この脆弱性は、過去にも多くのウェブサイトで問題となっており、攻撃者がデータベースに直接アクセスする手段を提供してしまうため、非常に危険です。

特にWordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、影響が大きくなる可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者からのアップデートを待つことが最も効果的です。

それまでの間、影響を受けるバージョンを使用している場合は、プラグインを無効化するか、アクセス制限を強化することが推奨されます。

対策を行わない場合、攻撃者によってデータベースの情報が漏洩したり、改ざんされたりするリスクがあります。

専門用語の解説

• SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを挿入し、データの漏洩や改ざんを引き起こす攻撃手法です。
• サブスクライバー: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、通常はコンテンツの閲覧やコメント投稿が可能です。
• エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理で、SQLインジェクションを防ぐために重要です。

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