【plugin】『Everest Backup – WordPress Cloud Backup, Migration, Restore & Cloning Plugin』(versions 2.3.5 以下) Missing Authorization to Unauthenticated Information Exposureの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Everest Backup – WordPress Cloud Backup, Migration, Restore & Cloning Plugin
  • 影響バージョン: 2.3.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Unauthenticated Information Exposure
  • CVE ID: CVE-2025-11380
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/everest-backup/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Everest Backup」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーが特定の情報にアクセスできてしまうという問題を引き起こします。

具体的には、適切な認証手続きを経ずに、バックアップデータやその他の機密情報が漏洩する可能性があります。

この脆弱性を悪用されると、攻撃者がサイトのデータを不正に取得し、さらなる攻撃の足掛かりとすることが考えられます。

影響範囲は、バージョン2.3.5以下のすべてのインストールに及びますので、該当するユーザーは早急な対応が求められます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証機構における不備から発生しました。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その利便性から多くの機能が追加される一方で、セキュリティ面での課題も増加しています。

特にバックアップやデータ移行を扱うプラグインは、機密情報を取り扱うため、セキュリティの確保が重要です。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、開発者は常に最新のセキュリティ対策を講じる必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインをバージョン2.3.6にアップデートすることです。

開発者はこのバージョンで脆弱性を修正しており、アップデートを行うことで問題を解消できます。

アップデートを怠ると、サイトのデータが不正にアクセスされるリスクが高まり、最悪の場合、サイト全体が乗っ取られる可能性もあります。

したがって、該当するユーザーは速やかにアップデートを実施することを強く推奨します。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
  • 認証: システムがユーザーの身元を確認するプロセスです。
  • バックアップ: データのコピーを作成し、データ損失に備えることです。

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