【plugin】『Draft List』(versions 2.6.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Draft List
  • 影響バージョン: 2.6.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2025-11197
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/simple-draft-list/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Draft List」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーが、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意の操作を行うことができ、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった被害が発生する恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

特に、WordPressのような多くのユーザーが利用するプラットフォームでは、こうした脆弱性が悪用されると大きな影響を及ぼす可能性があります。

そのため、開発者は常に入力データの検証とエスケープ処理を徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、プラグインをバージョン2.6.2にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、悪意のあるスクリプトが保存されるリスクを軽減できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による情報漏洩やセッションハイジャックのリスクが高まるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される脆弱性のことです。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化するための処理で、XSS攻撃を防ぐために重要です。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、なりすます攻撃手法です。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2025 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る