【plugin】『Easy Plugin Stats』(versions 2.0.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Easy Plugin Stats
  • 影響バージョン: 2.0.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2025-7652
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/easy-plugin-stats/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Easy Plugin Stats」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーが、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがプラグインの管理画面を閲覧した際にスクリプトを実行させることが可能です。

これにより、ユーザーのセッション情報を盗む、または管理者権限を乗っ取るといった攻撃が行われる可能性があります。

影響範囲は、該当バージョンを使用しているすべてのサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示することが原因で発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのプラグインやテーマで発見されており、Webセキュリティにおいては非常に重要な問題とされています。

対策方法と影響

現時点での具体的な修正方法は不明ですが、開発者が修正バージョンをリリースするまで、影響を受けるバージョンの使用を控えることが推奨されます。

また、プラグインの使用を継続する場合は、信頼できるユーザーのみがContributor以上の権限を持つように設定することが重要です。

この脆弱性を放置すると、サイトのセキュリティが大きく損なわれ、攻撃者による不正アクセスやデータ漏洩のリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化する処理のこと。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能だが公開はできない。
  • セッション情報: ユーザーのログイン状態や設定情報を保持するデータ。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2025 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る