【plugin】『Community Events』(versions 1.5.1 以下) Unauthenticated SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Community Events
  • 影響バージョン: 1.5.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2025-10586
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/community-events/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Community Events」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーがSQLインジェクション攻撃を行うことを可能にします。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドに悪意のあるSQLコードを挿入することで、データベースに不正なクエリを実行させることができます。

これにより、データベース内の機密情報が漏洩したり、データが改ざんされるリスクがあります。

影響範囲は広く、プラグインを使用しているすべてのサイトが対象となる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLインジェクションという古典的な攻撃手法に関連しています。

SQLインジェクションは、入力データを適切にサニタイズしない場合に発生しやすく、過去にも多くのシステムで問題となってきました。

特に、Webアプリケーションがデータベースと連携する際に、ユーザー入力を直接SQLクエリに組み込む設計が原因で発生します。

このような脆弱性は、データベースのセキュリティを脅かすため、非常に重要な問題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョンの1.5.2にアップデートすることです。

開発者はこのバージョンで脆弱性を修正しており、アップデートを行うことでリスクを軽減できます。

アップデートを怠ると、攻撃者によるデータベースへの不正アクセスやデータ漏洩のリスクが高まります。

また、SQLインジェクションを防ぐために、入力データのサニタイズやバリデーションを徹底することも重要です。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを実行させる攻撃手法。
  • サニタイズ: 入力データを安全に処理するために不要な文字やコードを除去すること。
  • バリデーション: 入力データが期待される形式や範囲内であるかを確認すること。
  • CVSS: 共通脆弱性評価システム。
    脆弱性の深刻度を評価するための基準。
  • CVE: 共通脆弱性識別子。
    特定の脆弱性に対する一意の識別番号。

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