【plugin】『Community Events』(versions 1.5.1 以下) Unauthenticated SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Community Events
  • 影響バージョン: 1.5.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2025-10587
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/community-events/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Community Events」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーがSQLインジェクション攻撃を行うことを可能にします。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドに悪意のあるSQLコードを挿入することで、データベースに不正アクセスし、データの漏洩や改ざんを引き起こす可能性があります。

この脆弱性は、バージョン1.5.1以下のプラグインに影響を及ぼし、非常に高いリスクを伴います。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLインジェクションという古典的な攻撃手法に関連しています。

SQLインジェクションは、データベースとやり取りするアプリケーションにおいて、入力値が適切にサニタイズされていない場合に発生します。

歴史的に見ても、SQLインジェクションは多くのシステムで問題となっており、データ漏洩やシステムの乗っ取りといった重大なセキュリティインシデントを引き起こしてきました。

このため、開発者は常に入力値の検証とサニタイズを徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである1.5.2にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるデータベースへの不正アクセスが可能となり、データの漏洩や改ざん、さらにはシステム全体の乗っ取りといったリスクが高まります。

したがって、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLコードを挿入し、データを操作する攻撃手法。
  • サニタイズ: 入力データを安全に処理するために、不要な文字やコードを除去すること。
  • 認証されていないユーザー: システムにログインしていない、または適切な権限を持たないユーザー。

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