【plugin】『Majestic Before After Image』(versions 2.0.2 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Majestic Before After Image
  • 影響バージョン: 2.0.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2025-9030
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/majestic-before-after-image/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Majestic Before After Image」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーによって、悪意のあるスクリプトが保存される可能性があるというものです。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、他のユーザーがそのスクリプトを実行するように仕向けることができます。

これにより、ユーザーのブラウザ上で任意のコードが実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存し、他のユーザーに表示する際に発生します。

過去にも多くのWebサービスで同様の脆弱性が発見されており、その都度、情報漏洩や不正アクセスの原因となってきました。

このため、Webアプリケーションの開発においては、入力データの検証とエスケープ処理が非常に重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインを脆弱性修正済バージョンである2.0.3にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者によってサイトが不正に操作されるリスクが高まります。

特に、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性があるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化するための処理で、Webアプリケーションのセキュリティを高めるために使用されます。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能ですが、公開する権限は持ちません。

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