【plugin】『WP Photo Album Plus』(versions 9.0.11.006 以下) Authenticated (Subscriber+) Stored Cross-Site Scripting via wppa_user_uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Photo Album Plus
  • 影響バージョン: 9.0.11.006 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Stored Cross-Site Scripting via wppa_user_upload
  • CVE ID: CVE-2025-8726
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-photo-album-plus/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「WP Photo Album Plus」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトをアップロードし、それが他のユーザーに対して実行される可能性があるというものです。

具体的には、wppa_user_upload機能を通じて、Subscriber以上の権限を持つユーザーがスクリプトを保存し、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトが実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといったリスクが生じる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータが適切にエスケープされずに表示されることで発生します。

特に、ユーザーが自由にコンテンツをアップロードできる機能を持つアプリケーションでは、こうした脆弱性が発生しやすくなります。

過去にも多くのWebサービスで同様の脆弱性が報告されており、その影響の大きさから、開発者にとっては常に注意が必要な問題です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、WP Photo Album Plusをバージョン9.0.11.007以上にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、悪意のあるスクリプトの実行を防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってユーザーの情報が盗まれたり、サイトの信頼性が損なわれるリスクがあります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化する処理のことです。
  • セッションの乗っ取り: ユーザーのセッション情報を盗み、なりすます攻撃手法です。
  • Subscriber: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、基本的な閲覧権限を持ちます。

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