【plugin】『ProcessingJS for WordPress』(versions 1.2.2 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: ProcessingJS for WordPress
  • 影響バージョン: 1.2.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2025-6039
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/processingjs-for-wp/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「ProcessingJS for WordPress」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーによって、悪意のあるスクリプトが保存される可能性があるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがそのスクリプトを実行するように仕向けることができます。

これにより、ユーザーのブラウザ上で任意のコードが実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示することが原因で発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトやアプリケーションで問題となっており、その影響の大きさから重要視されています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることが最も効果的です。

現時点では修正済みバージョンの情報が不明ですが、公式ページを定期的に確認し、アップデートが提供された際には速やかに適用することをお勧めします。

対策を行わない場合、サイトの利用者が攻撃者によって仕掛けられたスクリプトを実行してしまうリスクがあり、サイトの信頼性が損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される可能性がある問題。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理で、Webアプリケーションにおいてはユーザー入力を安全に処理するために重要な技術。
  • セッションの乗っ取り: 攻撃者がユーザーのセッション情報を盗み取り、そのユーザーになりすまして操作を行う攻撃手法。

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