【plugin】『Smart Docs』(versions 1.1.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Smart Docs
  • 影響バージョン: 1.1.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2025-6787
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/smart-docs/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Smart Docs」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザー、特にContributor以上の権限を持つユーザーが、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、ユーザーのブラウザ上で不正な操作が行われたり、セッション情報が盗まれたりするリスクがあります。

このような攻撃は、サイトの信頼性を損なうだけでなく、ユーザーの個人情報が漏洩する危険性も孕んでいます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトで問題となっており、その影響は広範囲に及びます。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、影響が大きくなる可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンを適用することです。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明です。

そのため、プラグインの使用を一時的に停止するか、信頼できるユーザーのみがアクセスできるように権限を制限することが推奨されます。

これを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクがあります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ユーザーが入力したデータを適切に処理せずに表示することで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報。
  • 権限: システムやアプリケーションでユーザーが持つ操作の範囲。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2025 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る