【plugin】『Awesome Gallery』(versions 1.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored DOM-Based Cross-Site Scripting via prettyPhoto JavaScript Libraryの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Awesome Gallery
  • 影響バージョン: 1.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored DOM-Based Cross-Site Scripting via prettyPhoto JavaScript Library
  • CVE ID: CVE-2025-2540
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/awesome-gallery/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Awesome Gallery」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーが、悪意のあるスクリプトをプラグインの設定に保存できるというものです。

このスクリプトは、prettyPhoto JavaScriptライブラリを通じてDOMに保存され、他のユーザーがページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行し、情報を盗む、セッションを乗っ取る、または他の悪意のある行動を取ることができるのです。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、DOM-Based XSSは、クライアントサイドでスクリプトが実行されるため、サーバー側のフィルタリングをすり抜けることができます。

このような脆弱性は、過去にも多くのWebアプリケーションで発見されており、ユーザーのデータを保護するために重要な問題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンをインストールすることです。

しかし、現時点では修正済みバージョンが提供されていないため、プラグインの使用を一時的に停止することが推奨されます。

この対策を行わない場合、攻撃者によってユーザーの個人情報が盗まれるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • DOM-Based XSS: クライアントサイドでDOMを介して発生するXSSの一種。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能。
  • prettyPhoto: JavaScriptライブラリの一つで、画像や動画の表示に使用される。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2025 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る