【plugin】『WP Video Lightbox』(versions 1.9.11 以下) Authenticated (Contributor+) Stored DOM-Based Cross-Site Scripting via prettyPhoto JavaScript Libraryの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Video Lightbox
  • 影響バージョン: 1.9.11 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored DOM-Based Cross-Site Scripting via prettyPhoto JavaScript Library
  • CVE ID: CVE-2025-2540
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-video-lightbox/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WP Video Lightbox」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーによって悪用される可能性があります。

攻撃者は、prettyPhoto JavaScriptライブラリを通じて、DOMベースのクロスサイトスクリプティング(XSS)を実行することができます。

これにより、攻撃者はユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行し、ユーザーのセッション情報を盗む、またはフィッシング攻撃を行うことが可能となります。

影響範囲は、プラグインのバージョン1.9.11以下を使用しているサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、JavaScriptライブラリの不適切なサニタイズ処理に起因しています。

過去にも、同様のDOMベースのXSS脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、Webアプリケーションのセキュリティにおいて重要な課題となっています。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が多くのサイトに影響を与える可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新のバージョン1.9.12に更新することです。

更新を行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを低減することができます。

もし更新を行わない場合、攻撃者によってサイトが不正に操作される可能性があり、ユーザーの信頼を失う結果となるかもしれません。

専門用語の解説

  • DOM-Based XSS: ドキュメントオブジェクトモデル(DOM)を介して発生するクロスサイトスクリプティングの一種で、クライアントサイドでスクリプトが実行される。
  • サニタイズ: データを安全に処理するために、不正な入力を除去または無害化するプロセス。
  • フィッシング攻撃: ユーザーを騙して機密情報を盗むための詐欺行為。

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