【plugin】『PeepSo Core: Groups』(versions 6.4.6.0 以下) Authenticated (Subscriber+) Stored Cross-Site Scripting via Group Descriptionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: PeepSo Core: Groups
  • 影響バージョン: 6.4.6.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Stored Cross-Site Scripting via Group Description
  • CVE ID: CVE-2024-9017
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「PeepSo Core: Groups」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、グループの説明欄に悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのグループのページを訪れた際に実行され、ユーザーのブラウザ上で不正な操作を行う可能性があります。

影響を受けるバージョンは6.4.6.0以下であり、攻撃者はこの脆弱性を利用して、ユーザーのセッション情報を盗む、フィッシング攻撃を行う、または他の悪意のある行動を実行することが可能です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトやアプリケーションで問題となっており、その影響は広範囲に及ぶことがあります。

特に、ユーザー生成コンテンツを扱うプラットフォームでは、XSSのリスクが高まります。

このため、開発者は常に入力データの検証とエスケープを徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである6.4.6.1にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、グループの説明欄におけるスクリプトの実行を防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの盗難、さらにはサイト全体の信頼性の低下といったリスクが高まります。

したがって、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理です。
  • サブスクライバー: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、通常はコンテンツの閲覧のみが許可されています。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報です。

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