【plugin】『Booking calendar, Appointment Booking System』(versions 3.2.17 以下) Unauthenticated Time-Based SQL Injection via ‘wpdevart_id’の脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Booking calendar, Appointment Booking System
  • 影響バージョン: 3.2.17 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Time-Based SQL Injection via ‘wpdevart_id’
  • CVE ID: 不明
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/booking-calendar/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Booking calendar, Appointment Booking System」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーが特定のSQLインジェクション攻撃を行うことができるというものです。

具体的には、’wpdevart_id’というパラメータを介して、時間ベースのSQLインジェクションが可能となっています。

この攻撃により、攻撃者はデータベースに不正なクエリを実行し、機密情報を取得したり、データベースの内容を改ざんしたりする可能性があります。

影響範囲としては、プラグインのバージョン3.2.17以下を使用しているサイトが対象となります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLインジェクションという古典的な攻撃手法に関連しています。

SQLインジェクションは、データベースとやり取りするアプリケーションにおいて、入力値が適切にサニタイズされていない場合に発生します。

歴史的に見ても、SQLインジェクションは多くのシステムで問題となっており、攻撃者にとっては非常に有効な手段です。

このため、開発者は常に入力値の検証とサニタイズを徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策方法は、プラグインをバージョン3.2.18以上に更新することです。

更新を行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを軽減することができます。

もし更新を行わない場合、攻撃者によるデータベースへの不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

そのため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを実行する攻撃手法。
  • サニタイズ: 入力値を安全に処理するために、不要な文字やコードを除去すること。
  • 認証されていないユーザー: システムにログインしていない、または適切な権限を持たないユーザー。
  • クエリ: データベースに対する問い合わせや命令を行うための文。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2025 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る