【plugin】『All-in-One Addons for Elementor – WidgetKit』(versions 2.5.4 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via button+modal Widgetの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: All-in-One Addons for Elementor – WidgetKit
  • 影響バージョン: 2.5.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via button+modal Widget
  • CVE ID: CVE-2025-2330
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/widgetkit-for-elementor/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「All-in-One Addons for Elementor – WidgetKit」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーが、特定のウィジェットを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがそのスクリプトを実行するように仕向けることが可能です。

これにより、ユーザーのブラウザ上で任意のコードが実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存し、他のユーザーに表示する際に発生します。

過去にも多くのWebサービスで同様の脆弱性が発見されており、その都度、迅速な対応が求められてきました。

このような脆弱性は、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、サービス全体のセキュリティを脅かすため、非常に重要な問題です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである2.5.5にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、悪意のあるスクリプトが保存されるリスクを軽減できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による情報漏洩やセッションハイジャックのリスクが高まります。

そのため、早急な対応が推奨されます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される可能性がある。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化する処理のこと。
    これにより、スクリプトが意図せず実行されるのを防ぐ。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。

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