【plugin】『Zotpress』(versions 7.3.15 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via ‘nickname’の脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Zotpress
  • 影響バージョン: 7.3.15 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via ‘nickname’
  • CVE ID: CVE-2025-4666
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/zotpress/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Zotpress」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的には「Author」以上の権限を持つユーザーが、特定のフィールドに悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行し、情報を盗む、セッションを乗っ取る、または他の悪意のある行動を取ることができるのです。

この脆弱性は、特に多くのユーザーがアクセスするサイトにおいて、深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にサニタイズしない場合に発生しやすく、過去にも多くのWebサービスで問題となってきました。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、影響が大きくなるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることです。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページや開発者からのアナウンスを定期的に確認することが重要です。

アップデートを行わない場合、サイトのユーザーが攻撃の被害に遭うリスクが高まります。

特に、ユーザーの個人情報やセッション情報が盗まれる可能性があるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを挿入し、他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力を安全に処理するために、不正なデータを除去または無害化すること。
  • セッション: ユーザーがWebサイトにアクセスしている間の一連の操作を追跡するための情報。

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