脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: Smash Balloon Social Post Feed – Simple Social Feeds for WordPress
• 影響バージョン: 4.3.1 以下
• 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via `data-color` Attribute
• CVE ID: CVE-2025-4577
• 重大度: 中
• 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/custom-facebook-feed/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Smash Balloon Social Post Feed」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、`data-color`属性を利用して、ストアドXSS攻撃が可能となります。

この攻撃により、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができ、情報の窃取やセッションの乗っ取りなどが発生する可能性があります。

影響を受けるバージョンは4.3.1以下であり、ユーザーの皆様には早急な対応が求められます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるクロスサイトスクリプティング（XSS）の一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にエスケープしないことにより発生します。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が発見されると多くのサイトに影響を及ぼす可能性があります。

そのため、開発者は常に最新のセキュリティパッチを適用し、ユーザーも定期的にアップデートを行うことが重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである4.3.2にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

特に、サイトの信頼性が損なわれる可能性があるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

• クロスサイトスクリプティング（XSS）: 悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
• ストアドXSS: サーバーに保存されたスクリプトが他のユーザーに影響を与えるXSSの一種。
• エスケープ: 特殊文字を無害化する処理。
• セッションの乗っ取り: ユーザーのセッション情報を盗み、不正にアクセスする行為。

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