【plugin】『Elementor Website Builder Pro』(versions 3.29.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Elementor Website Builder Pro
  • 影響バージョン: 3.29.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2025-3076
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressの人気プラグイン「Elementor Website Builder Pro」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう可能性があるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが、特定の入力フィールドに悪意のあるJavaScriptコードを埋め込むことができ、その結果、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃の一環として利用される可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示することが原因で発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのWebサービスで発見されており、その影響の大きさから、Webセキュリティの重要な課題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである3.29.1にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサイトが攻撃されるリスクが高まります。

特に、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性があるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理です。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺行為です。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報です。

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