【plugin】『AlT Monitoring』(versions 1.0.3 以下) Cross-Site Request Forgery to Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: AlT Monitoring
  • 影響バージョン: 1.0.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery to Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2025-4194
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/alt-monitoring/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「AlT Monitoring」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery(CSRF)とStored Cross-Site Scripting(XSS)が組み合わさったもので、悪意のある攻撃者がユーザーの意図しない操作を実行させる可能性があります。

具体的には、攻撃者が特定のリンクをユーザーにクリックさせることで、ユーザーの権限を利用して悪意のあるスクリプトを保存し、後にそのスクリプトが実行されるというものです。

この脆弱性が悪用されると、ユーザーの個人情報が漏洩したり、サイトの表示が改ざんされる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおけるセキュリティの基本的な問題に起因しています。

CSRFは、ユーザーが認証済みの状態であることを悪用し、意図しない操作を実行させる攻撃手法です。

一方、XSSは、悪意のあるスクリプトがユーザーのブラウザで実行されることを許す脆弱性です。

これらの脆弱性は、過去にも多くのWebアプリケーションで問題となっており、特にユーザーの信頼を損なう可能性があるため、注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされるまで、プラグインの使用を控えることが推奨されます。

また、CSRFトークンの実装や、入力データの適切なエスケープ処理を行うことが重要です。

これらの対策を行わない場合、サイトのセキュリティが脆弱になり、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざんが発生するリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を実行させる攻撃手法。
  • Stored Cross-Site Scripting (XSS): 悪意のあるスクリプトが保存され、後に実行される脆弱性。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化するための処理。
  • CSRFトークン: CSRF攻撃を防ぐために使用される一時的な識別子。

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