【plugin】『WP Content Security Plugin』(versions 2.3 以下) Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting via CSP-Report Fieldsの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Content Security Plugin
  • 影響バージョン: 2.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting via CSP-Report Fields
  • CVE ID: CVE-2025-4579
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-content-security-policy/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「WP Content Security Plugin」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、CSP-Report Fieldsを通じて、認証されていないユーザーによるストアド型クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を可能にします。

攻撃者は、特定のフィールドに悪意のあるスクリプトを保存し、これを他のユーザーが閲覧する際に実行させることができます。

この脆弱性が悪用されると、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトが実行され、個人情報の漏洩やセッションハイジャックなどのリスクが生じる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ウェブアプリケーションにおける一般的なセキュリティの課題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ストアド型XSSは、攻撃者が一度スクリプトを保存すると、複数のユーザーに影響を与える可能性があるため、深刻な問題となります。

このような脆弱性は、入力データの適切なサニタイズやエスケープ処理が行われていない場合に発生しやすく、過去にも多くのウェブサービスで問題となってきました。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンへのアップデートが推奨されます。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明であるため、プラグインの使用を一時的に停止することも検討すべきです。

また、ウェブアプリケーション全体のセキュリティを強化するために、入力データのサニタイズやエスケープ処理を徹底することが重要です。

これらの対策を行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータ漏洩のリスクが高まる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブページに悪意のあるスクリプトを注入し、ユーザーのブラウザ上で実行させる攻撃手法。
  • ストアド型XSS: 悪意のあるスクリプトがサーバーに保存され、複数のユーザーに影響を与える可能性があるXSSの一種。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換し、不正なデータを排除する処理。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化し、スクリプトの実行を防ぐための処理。

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