【plugin】『Frontend Dashboard』(versions 1.0 – 2.2.7) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Privilege Escalation via fed_admin_setting_form_function Functionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Frontend Dashboard
  • 影響バージョン: 1.0 – 2.2.7
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Privilege Escalation via fed_admin_setting_form_function Function
  • CVE ID: CVE-2025-4474
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/frontend-dashboard/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Frontend Dashboard」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザーが本来アクセスできない管理者権限を取得できる可能性があるというものです。

具体的には、fed_admin_setting_form_functionという関数において、適切な認証が行われていないため、権限の低いユーザーでも管理者権限を持つ操作が可能となります。

この脆弱性が悪用されると、攻撃者はサイトの設定を変更したり、悪意のあるコードを実行したりすることができ、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの設計上の欠陥に起因しています。

特に、ユーザーの権限を適切に確認しないまま、管理者権限が必要な機能を実行できるようにしてしまったことが問題です。

過去にも同様の権限昇格の脆弱性が他のプラグインやシステムで発見されており、開発者が権限管理を厳密に行うことの重要性が再認識されています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインをバージョン2.2.8にアップデートすることです。

このバージョンでは、問題の関数に対する適切な認証が追加され、権限のないユーザーによる不正な操作が防止されています。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
  • 権限昇格: 本来の権限を超えて操作を行うことができる状態を指します。
  • 認証: システムがユーザーの身元を確認するプロセスです。

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