【plugin】『Drag and Drop Multiple File Upload for WooCommerce』(versions 1.1.6 以下) Unauthenticated Arbitrary File Upload via upload Functionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Drag and Drop Multiple File Upload for WooCommerce
  • 影響バージョン: 1.1.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Arbitrary File Upload via upload Function
  • CVE ID: CVE-2025-4403
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/drag-and-drop-multiple-file-upload-for-woocommerce/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Drag and Drop Multiple File Upload for WooCommerce」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーが任意のファイルをアップロードできるというもので、攻撃者が悪意のあるファイルをサーバーにアップロードすることが可能となります。

これにより、ウェブサイトの完全な制御を奪われるリスクがあり、データの漏洩や改ざん、さらにはサーバーの乗っ取りといった深刻な被害を引き起こす可能性があります。

特に、バージョン1.1.6以下のユーザーは、直ちに対策を講じることが求められます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ファイルアップロード機能における入力検証の不備から発生しています。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやシステムで報告されており、ウェブアプリケーションにおける一般的なセキュリティ課題の一つです。

特に、eコマースサイトでは顧客情報を扱うため、こうした脆弱性は重大な影響を及ぼす可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインをバージョン1.1.7にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを大幅に低減できます。

もしアップデートを怠ると、攻撃者による不正アクセスやデータ漏洩のリスクが高まり、サイトの信頼性が損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意の識別番号を付与するシステムです。
  • Unauthenticated: 認証されていない状態を指し、通常はログインしていないユーザーを意味します。
  • Arbitrary File Upload: 任意のファイルをアップロードできる状態を指し、セキュリティ上の重大なリスクとなります。

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