【plugin】『NEX-Forms – Ultimate Forms Plugin for WordPress』(versions 8.9.1 以下) Authenticated (Custom) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: NEX-Forms – Ultimate Forms Plugin for WordPress
  • 影響バージョン: 8.9.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Custom) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2025-3468
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/nex-forms-express-wp-form-builder/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「NEX-Forms – Ultimate Forms Plugin for WordPress」における脆弱性です。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう可能性があるというものです。

具体的には、フォームのカスタムフィールドに悪意のあるコードを埋め込むことで、他のユーザーがそのフォームを表示した際にスクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃の一環として利用される可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

特に、フォームビルダーのようなプラグインでは、ユーザーが自由にフィールドを追加・編集できるため、XSSのリスクが高まります。

このような脆弱性は、過去にも多くのWebサービスで問題となっており、開発者にとっては常に注意が必要なポイントです。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン8.9.2にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、悪意のあるスクリプトが保存されることを防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってユーザーの個人情報が盗まれるリスクがあり、サイトの信頼性が損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される脆弱性のことです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理です。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗む手法です。

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