【plugin】『Multiple Post Type Order』(versions 1.10.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via mpto Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Multiple Post Type Order
  • 影響バージョン: 1.10.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via mpto Shortcode
  • CVE ID: CVE-2025-4055
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/multiple-post-type-order/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Multiple Post Type Order」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが「mpto Shortcode」を利用して、悪意のあるJavaScriptコードを投稿に埋め込むことが可能です。

このコードは、他のユーザーがその投稿を閲覧した際に実行され、情報の漏洩や不正な操作を引き起こす可能性があります。

影響を受けるバージョンは1.10.0以下であり、現時点で修正済みバージョンは不明です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が悪用されると多くのサイトに影響を及ぼす可能性があります。

そのため、開発者は常に入力データの検証とエスケープ処理を徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことが最も効果的です。

ユーザーは、プラグインの公式ページを定期的に確認し、修正済みバージョンがリリースされた際には速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

修正を行わない場合、サイトが攻撃者によって不正に操作されるリスクが高まります。

特に、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性があるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される脆弱性。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化するための処理。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に実行するためのコード。

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