【plugin】『Login Lockdown & Protection』(versions 2.11 以下) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Arbitrary IP Whitelistingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Login Lockdown & Protection
  • 影響バージョン: 2.11 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Arbitrary IP Whitelisting
  • CVE ID: CVE-2025-3766
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/login-lockdown/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Login Lockdown & Protection」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、適切な認証なしに任意のIPアドレスをホワイトリストに追加できるというものです。

これにより、悪意のあるユーザーが不正にアクセスを許可するIPアドレスを追加し、セキュリティ対策を回避する可能性があります。

影響を受けるバージョンは2.11以下であり、ユーザーは早急に対策を講じる必要があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの設計上の欠陥に起因しています。

特に、ユーザーの権限管理が不十分であったため、サブスクライバー以上の権限を持つユーザーが本来アクセスできない機能にアクセスできる状態になっていました。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインで見られたことがあり、セキュリティの観点から非常に重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインをバージョン2.12以上に更新することです。

更新を行うことで、適切な認証が実装され、任意のIPアドレスのホワイトリスト化が防止されます。

もし更新を行わない場合、悪意のあるユーザーによって不正アクセスが許可され、サイトのセキュリティが大きく損なわれるリスクがあります。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
  • ホワイトリスト: 許可されたIPアドレスやドメインのリストで、これに含まれるものはアクセスが許可されます。
  • サブスクライバー: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、通常はコンテンツの閲覧のみが許可されています。

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