【plugin】『Frontend Dashboard』(versions 1.0 – 2.2.6) Missing Authorization to Unauthenticated Privilege Escalation via fed_wp_ajax_fed_login_form_post Functionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Frontend Dashboard
  • 影響バージョン: 1.0 – 2.2.6
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Unauthenticated Privilege Escalation via fed_wp_ajax_fed_login_form_post Function
  • CVE ID: CVE-2025-4104
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/frontend-dashboard/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Frontend Dashboard」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーが特権を不正に昇格できるというもので、具体的にはfed_wp_ajax_fed_login_form_post関数における認可の欠如が原因です。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、管理者権限を持たないユーザーが管理者権限を取得することが可能となります。

その結果、サイト全体の制御を奪われるリスクがあり、データの改ざんや漏洩、さらにはサイトの完全な乗っ取りに繋がる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証機構における設計上の欠陥から発生しました。

特に、ユーザーの権限を適切に確認しないまま特定の機能を実行できるようにしてしまったことが問題です。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、Webアプリケーションにおける権限管理の重要性が再認識されています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン2.2.7にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まります。

そのため、早急な対応が必要です。

また、アップデート後も定期的なセキュリティチェックを行い、他の潜在的な脆弱性にも備えることが重要です。

専門用語の解説

  • プラグイン: WordPressに機能を追加するための拡張機能です。
  • 認証: ユーザーが誰であるかを確認するプロセスです。
  • 権限昇格: ユーザーが本来持っている以上の権限を不正に取得することです。
  • 脆弱性: ソフトウェアのセキュリティ上の欠陥や弱点です。
  • アップデート: ソフトウェアを最新の状態にすることです。

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