【theme】『Betheme』(versions 28.0.3 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Betheme
  • 影響バージョン: 28.0.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2025-3077
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのテーマ「Betheme」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingとして知られています。

具体的には、特定の条件下で、認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存し、それが他のユーザーによって実行される可能性があります。

この攻撃は、特にContributor以上の権限を持つユーザーが標的となることが多く、サイトの管理者や他のユーザーに対して不正な操作を行うことが可能です。

影響範囲としては、サイトのデータが改ざんされたり、ユーザーのセッションが乗っ取られるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータが適切にサニタイズされずに表示されることで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトで問題となっており、その影響は広範囲に及びます。

特にWordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が発見されると多くのサイトに影響を与えるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、Bethemeを脆弱性修正済バージョンである28.0.4にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、悪意のあるスクリプトが保存されるリスクを軽減できます。

もしアップデートを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、データの改ざんやユーザー情報の漏洩といった深刻なリスクが発生する可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される脆弱性のことです。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力データを安全に処理するために、不正なコードを除去することです。
  • セッション乗っ取り: ユーザーのセッション情報を盗み、不正にアクセスする攻撃手法です。

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