【plugin】『Z Companion』(versions 1.1.1 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Z Companion
  • 影響バージョン: 1.1.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2025-2575
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/z-companion/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Z Companion」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的には「Author」以上の権限を持つユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった攻撃が可能となります。

影響を受けるバージョンは1.1.1以下であり、ユーザーの皆様には早急な対応が求められます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルのアップロード機能における入力検証の不備から発生しています。

SVGファイルはXML形式で記述されるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

過去にも同様の脆弱性が報告されており、特にWebアプリケーションにおいては注意が必要です。

このような脆弱性は、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、サイト全体のセキュリティを脅かす可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインをバージョン1.1.2にアップデートすることです。

アップデートにより、SVGファイルのアップロード時に適切な入力検証が行われるようになり、悪意のあるスクリプトの埋め込みが防止されます。

もしアップデートを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザー情報の漏洩やサイトの改ざんといったリスクが高まります。

専門用語の解説

  • SVG: Scalable Vector Graphicsの略で、XML形式で記述されるベクター画像フォーマットです。
  • Cross-Site Scripting (XSS): 悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込み、ユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法です。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の深刻度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • Author権限: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成や編集が可能です。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2025 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る